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光ネットワーキング世界市場は2016年に200億ドル

June 23, 2011, London--Ovumの調査によると、世界の光ネットワーキング市場は経済不況から立ち直り、2016年には市場規模が200億ドルに達する。
世界市場は2010-2016年の予測期間、CAGR 6%で成長する。とは言え、全ての地域の成長に力強さがあるわけではない。
同社アナリスト、Ian Redpath氏は、「家庭用ブロードバンドネットワーク、モバイルネットワークそれにエンタプライズからの帯域増が成長の主因となっている。キャリアは、アクセスネットワークに投資をしており、モバイルLTE展開も勢いがつき始めている。光ネットワーキング市場も技術的には転換期にさしかかっている。40Gや100G波長をベースにしたネットワークが、これから大量導入されていく見込みだ」とコメントしている。
さらに続けて同氏は、「景気後退時期と比べると市場は著しく好転しているとは言え、回復に力強さが欠けている。もう1年混乱の時期は続く。北米は引き続き勢いがあり、EMEAは穏やかな成長に戻ったが、APACでは緩やかな後退が始まっている」と地域による違いを指摘している。
Ovumの予測では、北米は2010年の7%成長から2011年は12%成長。「北米では新しい技術が成長を後押ししている。キャリアでもノンキャリアでも100Gネットワーク建設が成長の原動力になると見ている」(Redpath氏)。
EMEAは、2010年は10%のマイナス成長だったが、2011年は回復して3%成長を予測している。2010-2016年の予測期間では、CAGR 5.5%で成長する。「EMEAの発展途上経済は、まだ基本インフラを必要としており、先進国は2年の長期にわたる経済縮小の後を受けてネットワーク更新時期に来ている」。
APAC市場は2010年2.2%のマイナス成長だったが、2011年はさらに3.2%のマイナス成長となる。「2010年のマイナス成長は、日本市場の枯渇、インド政府に起因する市場の冷え込みが原因。一方、中国市場は伸びた。2011年、日本とインドは再び成長に転ずると見ているが、中国では市場加熱が冷却期間を必要とするため、成長が減速するとOvumは予測している」。

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