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NSN、米国の半導体開発企業クラリファイに投資

June 22, 2011, Espoo--ノキア・シーメンスネットワークス(NSN)は、米国の半導体開発企業クラリファイ(ClariPhy Inc)に投資した。投資額は非公表。クラリファイは、伝送ネットワークの効率と容量を改善する最先端のICを開発している。
取り分けNSNの投資は、ハイパフォーマンス光ネットワークDSP向けの高集積シングルチップCMOS ICの開発をサポートするもの、とNSNは説明している。これらの半導体チップは、伝送ネットワークが必要とする多数の機能、「光センサからのアナログ信号をデジタルに変換する、デジタル的操作、再度アナログに戻す」と言った機能をより高速に、効率的に行うことが求められている。
大容量伝送ネットワークは、固定およびモバイルブロードバンドサービスにとって必要不可欠。IPTV、VOD、クラウドコンピューティングなどのアプリケーションが必要とするデータ量は年率60%の勢いで伸びている。NSNは、2015年にはモバイルネットワークだけのデータトラフィックが43エクサバイトを超えると予測しており、これは地球上の63億人の人々が毎日2つのデジタル書籍をダウンロードすることに匹敵する。
NSNの光ネットワーク事業長、Vesa Tykkyläinen氏は、同社が投資したクラリファイについて、「40G向け40nm CMOSコヒレントチップ技術の先駆者」との認識を示した上で、「クラリファイは、100G向けで28nm CMOS利用で一番乗りになる企業の1つ」と見ている。同氏の見方では、クラリファイは、28nmプロセスを使って、高利得、低遅延の軟判定FECやその他多くの画期的な機能を実現していく。「当社のR&Dとクラリファイを組み合わせることで、NSNは400Gを可能としながら大幅に装置サイズを圧縮するハイパフォーマンス、低消費電力の次世代光プラットフォームを実現することができる」とコメントしている。

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