Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

June 21, 2011, Valencia--ウエイヴィアン(Wavien, Inc)は、InfoComm2011でローコストLEDポケットプロジェクタを紹介した。
このプロジェクタは、同社独自のリサイクリングLED技術(RLT)とテキサスインスツルメンツ(Texas Instruments)の0.45” WXGA DLPを用いている。RLTシステムは、プロジェクタの照明部に必要となるコンポーネントの数を大幅に減らすことでコストを下げ、システムの信頼性を高めている。このシステムの構成はWavienからポケットプロジェクタやピコプロジェクタメーカーにライセンス供与されている。
個別の赤、緑、青色LEDパッケージからの光を混合する代わりに、RLT技術は3色LEDすべてを1パッケージにまとめている。コンポーネント数は従来のシステムでは17だが、RLTの構成では6個に減少。同社社長/CEO、Dr. Kenneth Liによると、次世代では3個となる見込みだ。「特許となっている独自のデザインによって、大幅にコスト削減ができ、製造の一貫性も高まり、ピコプロジェクタ組込の携帯電話量産が可能になる」と同氏はコメントしている。