Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

June 17, 2011, Ann Arbor--AIA(Automated Imaging Association)のマシンビジョン四半期レポートによると、2011年第1四半期、北米のマシンビジョン販売は34％増を記録した。
　AIAの調査は、カメラ、照明、オプティクス、ソフトウエア、特定アプリケーション向けマシンビジョンシステム、スマートカメラなど、ほぼ全てのマシンビジョンサプライヤ市場で販売が堅調だったと報告している。
　同レポートは、業界では引き続き楽観論が広がっているとしており、調査にデータを提供した全企業の約半分が、今後半年の販売業績はQ1水準を超えると回答している。残りの半分の企業のほとんどは、Q1並の業績を見込んでいる。販売が落ち込むと見ているのは、全企業のわずか8％に過ぎない。
　AIAの市場分析担当ディレクタ、Paul Kellett氏は、「2桁成長の連続は、北米マシンビジョン市場の力強さを示すものだ。大手企業が、マシンビジョンシステムを含む設備投資を行って生産性を高めようとしている。一時的な軟化はあるものの、製造業の拡大は続くと考えられ、マシンビジョンソフトウエアや装置への追加投資に拍車をかける」と分析している。