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1Q11エンタプライズネットワーキング装置市場調査

June 14, 2011, Boston--Infonetics Researchは、調査レポート「Ethernetスイッチ、ワイヤレスLAN装置およびWi-Fi、エンタプライズルータ」を発表した。

Ethernetスイッチ市場調査要点
・2010年を通じてエンタプライズスイッチング市場は記録的な水準まで大きく伸びたが、それに続く1Q11は前期比12%減、前年同期比9%減、42億ドルとなった。
・景気刺激策が終わろうとしており、政府予算圧迫のために公共部門が弱含みとなっていることから、市場が下降トレンドとなっている。これは今年後半の市場成長にも影響を及ぼすと考えられる。
・1Q11、前期比でほとんどのベンダの業績が悪化しており、トップベンダのシスコは14%減、No.2のHPは3%減、ジュニパは23%減となった。
・アバイヤ、Force10、アドトラン、この3社のみが下降トレンドに抗して、世界規模のEthernetスイッチ販売を1.5(Avaya)~24%(Adtran)伸ばした。
 「2011年第1四半期は、エンタプライズネットワークスイッチ販売が全面的に落ち込んだ。一部は季節要因、一部は公共部門の需要枯渇による経済回復の一時中断が原因。しかし、すべてのセグメントが同じというわけではない。ワイヤレスLANはしっかりしており、世界規模では前年同期比17%増だ。エンタプライズとSMBsがワイヤレスインフラの構築を行い、ワイヤレスでのみネットワークにつながるタブレットなど、新しい世代の機器の基盤を造ろうとしている」(ディレクティングアナリスト、Matthias Machowinski氏)。

エンタプライズルータ市場の要点
・1Q11世界規模のエンタプライズルータ販売は、前期比14%減、1Q10比3%減、7億9700万ドルだった。ミッドレンジのルータ販売は下降、ローエンド製品は力強かった。
・1Q11エンタプライズルータ販売は、世界のすべての主要地域で、前期比減となった。APACと中南米だけは前年同期比では伸びたが、これは金融系の貢献、世界トレンドに抗して公共系が販売を押し上げたため。
・シスコが最大のエンタプライズルータベンダ(売上ベース77%シェア)。
・HPが初めてNo.2(6%シェア)、中国市場で健闘したため。

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