Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

June 13, 2011, Mountgomeryville--米国では毎年、10歳未満の約20000人の子供たちが乾癬(かんせん)と診断される。この病気の多くは、痛みを伴い、赤く、所々鱗状になり、皮膚が肥厚するのが特徴。情動的副作用によって生活が変わり、子供たちの約50％が、この病気のためにイジメに遭っていると報告されている。
XTRAC Excimer Laserは、「子供たちに安全で効果的な治療選択肢を提供し、これまで治療から見放されていることが多かった子供たちに新たな望みを与える」としている。新しい治療法は、他の乾癬治療にともないがちなマイナスの副作用がないものとされている。
医療機器を開発しているフォトメデクス社(PhotoMedex, Inc)が開発したXTRACレーザは、FDA(米国食品医薬局)認可を受けた、実績のある乾癬向けの光線治療法で、UVB光のビームを患部だけにフォーカスして、健康な皮膚に照射しないようにしている。
アリゾナ州フェニクスの皮膚科&美容整形外科D.O., Ronald Glick氏は「XTRACレーザは、軽度から重度の乾癬患者の症状を長期的に取り除き、寛解期は4～6ヶ月、最大1年」とコメントしている。「これによって子供たちは心配の種がなくなり、この病気にともないがちな社会的な辱めから解放される。乾癬は、情動に執拗な影響を与えるものだ。子供たちや10代の患者の、不安、自尊心の低下、不眠、度重なる落ち込みの原因になる」。
国立乾癬財団の調査によると、患者の子供たちの44％がイジメを受けており、38％がイジメは乾癬が直接の原因であると報告している。いじめを受けた者の65％が不安を訴えており、約1/4が成績が下がったとしている。
XTRACレーザは、安全な治療選択肢であり、局所ステロイド、全身UVB照射などのような、時として危険な副作用を避けることができる。XTRACを利用した患者の多くは、週2回、6～10回の短期治療で患部の75％、それ以上が改善したとしている。レーザは、肘、膝、頭皮などの処置が難しい箇所、また体表面の20％にも広がった乾癬に効果的だ。XTRACレーザは、臨床実績がある、FDA認可を受けた唯一の皮膚科用エキシマレーザである、とフォトメデクス社は説明している。