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100G DWDMラインカード市場、2015年に23億ドル

June 8, 2011, Eugene--ライトカウンティング(LightCounting)は、100G市場レポート「100Gbps光フードチェイン」を発表した。
同レポートによると、100Gbps DWDMラインカード市場は2015年には23億ドルに成長する。一方、40GbE/100GbEクライアントサイド光トランシーバモジュール市場は2015年には3億8000万ドルに成長する見込みだ。
100G DWDMラインサイド伝送向けで一般的に用いられるコヒレントDP-QPSK技術は、現行の10G、40G技術と比べて効率がよいと同レポートは指摘している。100Gは今後のネットワークの基本的な伝送レートとなり、初のDSP(digital signal processing)ベース光伝送技術としてインテリジェントでフレキシブルな光ネットワークを実現していく。その根拠として同社が挙げているのは、この技術が依存するデジタル信号処理によって、光レイヤのパフォーマンスを遠隔でリアルタイムモニタできることだ。ここでは、スパンロス、遅延、波長分散、PMD、エラーコレクションBERなどのことを指している。
また、同社によると、100Gラインカードにはチューナブルレシーバが搭載される。ソフトウエア制御で、レシーバは使用波長を選択可能。また、ベンダによってはRFネットワークで行われているソフトウエア制御と同様に、光でもトランスポンダ特性のデジタル制御を搭載する動きがある。100Gトランスポンダは、光チャネル帯域、変調フォーマット、波長チャネル、伝送レートなどのパフォーマンス特性を変更して、変化する条件やトラフィック量に適応していく。グリッドレス、ディレクションレス、カラーレスROADMsやマネージメントソフトウエアとともに、100Gラインカードはインテリジェントに光ネットワークを構成することができる、とライトカウンティングは見ている。
同レポートは、ラインサイドとクライアントサイド両方の技術開発と標準化動向を調査している。100G技術のトライアルや初期導入、システムベンダ、モジュールベンダ、通信ICサプライヤ(Cortina、MultiPhy, ClariPhy, Acacia, Semtech, PMC-Sierra, Applied Micro, NEL)の動向にも注目している。また、データセンタでの40GbE、100GbEの商機、さらにはコヒレントDP-QPSKの代替技術である100Gダイレクトディテクションの開発動向にも注意を払っている。40G、100G技術のクライアントサイド、ラインサイドの市場予測、現在の市場価格の評価なども掲載している。さらに「100Gの次は何か」では、100Gを超える1Tbit/sなどの光伝送技術開発の現状についてもレポートしている。

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