Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

June 7, 2011, San Diego--パルス・エレクトロニクス(Pulse Electronics Corporation)は、サムスンエレクトロニクス(Samsung Electronics Co., Ltd)がサムスンの次の世代の製品に組み込む3Dアンテナ作製にパルス・エレクトロニクスのレーザ・ダイレクト・ストラクチャリング(LDS)プロセスを選択したと発表した。
パルス社のLDSプロセスは、プラッスチック部分に3次元(3D)形状でアンテナを形成することができるので、サムスンのモバイル機器製品デザイナはアンテナをどこにでも、ほぼゼロボリュームで作製することができる。
パルス・エレクトロニクスのシニアVP、John Houston氏は「LDSプロセスは、モバイル電話市場の流れを変えるものだ。3D形状は、モバイル機器の一層の小型化、薄型化実現に必要だからだ」として次のようにコメントしている。「3Dアンテナはスペースの節約になり、RFパフォーマンス向上、デザインの自由度を高める。LDSプロセスは画期的な3Dアンテナを作製することができるので、デザイナはキャリアの厳しい要求に応えて製造中に柔軟に変更を加え、ファインチューニングすることができる。パルスのLDSプロセスは、サムスンの次世代モバイル機器の設計、製造にとって大きなアドバンテージとなる」。
サムスンは、パルス社のLDSプロセスを使うことでモバイル機器の開発者が、よりスリムで人間工学的に優れた、スタイルのよい、ハイパフォーマンスなモバイル機器を実現できることを認識した。パルス社は、サムスンに自社のプロセス知見を提供し、エンジニアが製造歩留まりと最終製品の品質を高めることができるようにした。この画期的な3D LDSアンテナ技術により、エンドユーザは既存の2Dアンテナ技術と比べて著しくスリムなモバイル製品を手にすることができるようになる。
(詳細は、www.pulseelectronics.com)