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世界初の超高速100GbE IX(ISP相互接続点)共同実証実験に成功

June 2, 2011, 東京--日本最大のトラフィック量を交換する高品質IXプロバイダーであるインターネットマルチフィード社(MF)は、日本大手ISP 2社のインターネットイニシアティブ(IIJ)およびエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(NTT Com)とともに、現在普及している10GbEの10倍のトラフィック帯域となる100GbE技術を用いたISP相互接続点(IX:インターネットエクスチェンジ)の共同実証実験に世界で初めて取り組み、成功した。  この実験の成果を踏まえIXによる100GbEサービスの提供、およびISPやICPをはじめとする通信事業者によるIX接続での100GbE利用の推進が期待される。これによりインターネットトラフィックの交換がより大量に、より高速化され、インターネット利用者にとってはさらに快適で信頼性の高いネット利用環境の実現が見込まれる。
日本のインターネットトラフィックは毎年著しい増加を続けており、ISPは自社のネットワークだけでなく、相互に接続して交換するトラフィックも増加を続けている。そのため数年前から10Gのインタフェースを複数用いてトラフィック交換を続けており、より大きな帯域のインタフェースが待ち望まれていた。2010年6月には、100GbEが標準化され、先進的な通信機器メーカーから待望の100Gインタフェース製品が登場したが、IXにおいては異なる製品間の相互接続性が最も重要であり、実利用を想定した形でこれを検証する必要があった。
実験には、100GbEを最高水準で実装した通信機器メーカー3社、シスコシステムズ合同会社(シスコ)、ジュニパーネットワークス(ジュニパー)、ブロケード コミュニケーションズ システムズ(ブロケード)およびSpirent Communications社の測定器を扱う東陽テクニカが協力し、各社のルータ、スイッチ、測定器を用いて実験を進めた。
MF、IIJ、NTT Comの3社は、シスコ、ジュニパー、ブロケードの100Gbps対応ルータ/スイッチを相互に接続し、IXにて100Gインタフェースを適用したときの、物理レベル・ネットワークレベルの相互接続性、光切替装置との相互接続性、経路制御の相互接続性、IXネットワークの冗長構成、100Gのトラフィックを流した時の性能などを確認する実験を行った。
実証実験の結果、IXにおける100GbE技術は、相互接続性や性能面で十分に実用になると確認することができた。

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