Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

June 2, 2011, 東京--三菱電機は、大型ワークに最適なレーザ加工機の新製品として、駆動部から発振器を非搭載とすることにより、標準ワーク用のレーザ加工機の能力と同等の高速・高精度加工を実現した、発振器非搭載型大形レーザ加工機「ML6030XL-45CF-R」を6月10日に発売する。
新製品の特長は以下の通り。
1．発振器非搭載の構造にて加工速度・段取り時の早送り速度を向上: 駆動部の発振器非搭載による軽量化で、加工中の軸移動の加速度が向上。早送り速度をY軸2倍・Z軸4倍に向上したことにより加工時間を短縮。高速オプションの追加により、早送り速度がX軸2倍、Y軸4倍に向上(三菱製、発振器搭載型との比較)。
2．大形機で高精度加工を実現: 光路の密閉度を高めクリーン度を向上することにより、ビーム品質が向上。高精度加工を実現。光路の長さを一定に保つ機構の採用で、加工テーブル全域での安定的なビーム照射を実現。加工材質に応じてレーザビームを自動で最適化することで、加工品質を向上。最新技術の搭載により、課題であった加工スタート時の穴あけ時間を短縮化。
3．設置スペースの有効利用と導入後の拡張性に配慮: 設置面積20％削減により、省スペース化に貢献。ストッカシステムとの組み合わせにより、長時間連続運転が可能。