All about Photonics

Home > News > News Details

News Details ニュース詳細

ライトコンバージョン、産業/医療向けにフェムト秒レーザ

May 31, 2011, ミュンヒェン--ライトコンバージョン(Light Conversion)は、超短パルスの新製品CARBIDEを発表した。
新しいCARBIDEレーザの出力は、波長1030nmで2W超、最高パルスエネルギー>50mJ。新製品は、先行世代PHAROSの優れた点をすべて受け継いでいる。1~1000kHzまでの可変パルス繰り返しレート、パルス出力制御用にパルスピッカー内蔵、パルスは300fs~10psまでコンピュータ制御可能。CARBIDEの一番の特徴はサイズ。パワーサプライやエアクーリングユニットを含んで650×210×200mm。これは、PHAROSと比べてシステム全体が約1/7の小型化となる。その他の特徴では、消費電力(~200W 12V DC)が激減している点が重要。
超短パルスピコ秒、フェムト秒レーザはオプトエレクトロニクスデバイスから眼科手術までの分野で、最先端の材料微細加工に利用されている。超短パルスの利点は、高出力短パルス光と材料との高非線形相互作用にあり、熱の大きな影響なしにアブレーションが生ずる。レーザアブレーションプロセスでのTAZ(thermally affected zone)の最小化によって加工精度が増し、周辺材料へのダメージが少なくなる。
超短パルスはこうした利点があるものの、レーザシステムが複雑で十分な信頼性が得られなかったために、長年アプリケーションの範囲は限られていた。
ライトコンバージョンは、過去数年で、高信頼ハイパフォーマンスフェムト秒産業グレードレーザPHAROS製品ラインのメーカーとして地位を確立。同製品は柔軟性に優れているため、多くのPHAROSシステムが加工ユニットとして、また基礎研究所で使用されている。今回発表されたのは、PHAROSの後継機、CARBIDE。

製品一覧へ

関連記事

powered by weblio





辞書サイトweblioでLaser Focus World JAPANの記事の用語が検索できます。

TOPへ戻る

Copyright© 2011-2013 e.x.press Co., Ltd. All rights reserved.