Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

May 23, 2011, Linthicum--シエナ(Ciena Corporation)とオランダの研究・教育ネットワーク、サーフネット(SURFnet)は、オランダとスイスのCERN研究コミュニティなどを接続する100Gbpsリンク導入サポートを含む光ネットワーク強化契約を発表した。
アップグレードプロジェクトは、シエナのActivFlex 6500パケットオプティカルプラットフォームをベースにしている。同プラットフォームは、WaveLogicコヒレント光プロセッサとActivSpan Common Photonic Layerを備えており、ROADM機能を持つ次世代ネットワークを構築できる。
SURFnetは、100万を超えるオランダの教育、研究ユーザをサポートしている。シエナが構築した現行の10G/40Gバックボーンは、世界で最も進んだネットワークの1つで、オランダの研究、教育界および世界中の研究者に協調環境を実現している。2010年12月、SURFnetは現行のSURFnet光ネットワークの継続的構築契約をシエナと結んだ。現行の先進的コヒレント光ソリューションにより、SURFnetはコア・インフラにフォトニックフレクシビリティを付加し、容量をアップグレードすることでネットワークを拡張することができる。
シエナのActivFlex 6500は、一対のファイバで8.8Tbpsまで容量を拡張可能。コヒレント40Gと100G伝送の両方をサポートしており、ネットワーク全体でROADM機能もサポートしているので、SURFnetは遠隔設定でネットワークの任意のポイントで波長のAdd/Dropができる、またパフォーマンスと経済性拡大に必要となる適応型ネットワークも実現できている。
シエナは、2008年からコヒレント40G、2009年からはコヒレント100Gの導入をはじめており、世界の80顧客に7000を超えるコヒレント40G/100Gラインインタフェースを出荷しており、導入km数は550万kmを超えている。