Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

May 19, 2011, San Diego--Daylight Solutionsの子会社、デイライトディフェンス(Daylight Defense, LLC)は、軍/航空宇宙アプリケーション向けJammIR Series B.4レーザシステムをベースにした量子カスケードレーザ(QCL)の環境テストに成功したと発表した。
この新しいSolarisシステムは、デイライトのマルチワット、多波長レーザシステム製品Series Bファミリの第4世代。デイライトは、商用レーザモジュールに対するこれまでの投資を活用して、Solarisレーザシステムのような軍グレードの製品をローコストで提供できる。シリーズBファミリの以前の世代は、環境耐性や信頼性に対するUS軍仕様を満足することが実証されていた。数機のヘリコプタに搭載したフライトテストに加えて、同社のQCLベースシステムは、US陸軍の信頼特性テスト(RCT)に合格し、これらの製品では技術成熟度(TRL)が高いことを実証した。
Solarisレーザは、システム重量を減らし、製品の製造性を高めるように設計されている。ポインタ/トラッカーアセンブリに直接結合できるように設計されているので、Solarisは直接結合したポインタ/トラッカーのブロードな伝送特性を活用できる。これにより、従来のカルコゲナイドファイバによる結合のポインタ/トラッカーで不可能だった効率のよいジャミングラインの提供が可能となる。Solarisのデザイン強化により、性能が大幅に向上し、同時に製品ファミリの高いTRLも維持している。