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光伝送装置世界市場は緩やかな成長トレンド

May 19, 2011, Boston--Infonetics Researchは「光ネットワークハードウエア」ベンダ市場シェアレポートを発表した。
主な調査結果
・WDMとSDH/SONET装置を含む世界の光ネットワーク装置市場は1Q11に典型的な季節的下落となり、12%のマイナス成長。4Q10は10%成長だった。
・2010年第1四半期から2011年Q1までの1年で、WDM光ネットワーク装置投資は20%増、光伝送装置市場全体は7%の成長。
・日本と北米中心の光ネットワークハードウエアベンダ、シエナ、シスコ、富士通、NECを含むベンダすべてが1Q11は好調で、1桁もしくは2桁の成長だった。
・一方、ほとんどの他のベンダは、売上減となっており、これには市場リーダーのAlcatel-Lucentやフアウエイも含まれる。
・北米の1Q11光装置投資は、通常の季節的傾向に抗して堅調だった。
・光装置投資は、APACを除くすべての地域で、前年比増となっている。
・ROADM投資は、1Q11に一段の新たな伸びを見せ、季節的な投資パタンを振り切って前期比4%増となった。
Infonetics Researchのディレクティングアナリスト、Andrew Schmitt氏は、「2011年の光業界の展望について懸念はあるが、Infonetics Researchは、1桁成長は達成可能と予測している」とコメントしている。同氏によると、モバイルやブロードバンドバックホール用光装置需要があり、キャリアは数年かけて40/100G OTNにアップグレードし、ROADMベースのネットワークを構築していく。成長トレンドにあるWDMやパケットオプティカル分野に製品を出しているベンダは伸びるが、レガシーSDH/SONETに梃入れしているベンダは、成長は期待できない。

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