Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

May 18, 2011, Albany--APIC(APIC Corporation)とアルバニ大学CNSE(College of Nanoscale science and Engineering)校は、1000万ドルで提携して低消費電力の高速コンピュータチップを可能にする革新的な「グリーン」技術を共同開発する。APICは、エレクトロニクスを集積したフォトニクス技術の先駆者的企業。
この協業は、APICのフォトニクスシステムとデバイスをCNSEの世界最高クラスのナノエレクトロニクスリソースと統合する。APIC–CNSEの提携は、PIC(photonic integrated circuits)を利用する新世代のモジュールとシステムを開発し生み出すことを目的としている。PICでは、光通信とシリコンベースのCMOS技術が統合されている。CMOS回路接続に用いられる金属配線の帯域の縮小が続いており、最先端のプロセッサやマルチコアシステムを厳しく制限しているので、情報伝送に光を使用する光通信が、この通信のボトルネックを打ち破る本格的な競合技術と見なされている。
PICシステムは、今日の帯域爆発とコンピューティングパワーニーズに対処する上で特に有用な技術と考えられており、60％以上の高速化、90％の低消費電力化が期待されている。