Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

May 13, 2011, San Jose--ウルトラテック(Ultratech, Inc)は、台湾にアジア技術センタ(ATC)を開設すると発表した。同社は、半導体デバイスやHB-LED製造用のリソグラフィやレーザ処理システムを販売する大手企業。
集中型クリーンルームによって最先端のプロセス開発やウルトラテックのサファイア100リソグラフィシステムの実証ができるようになる。これらは新興のHB-LED市場の顧客向けに設計されている。昨年発表した同社シンガポール国際工場のサポートを一段と強化するためにこのセンタはコスト効果の高い最先端のプロセスの開発ができるようにする。このプロセスは、サイト間で移転するか、あるいは環太平洋の大手顧客に移転することができる。ATCは2011年下期の開設予定となっており、世界の顧客のニーズに応えて先進的技術ソリューションを最小所有コストで提供するというウルトラテックの現在進行中の取り組みがこの開設により一層強化されることになる。
ウルトラテックのチェアマン/CEO、Arthur W. Zafiropoulo氏は、「環太平洋には多くの当社顧客がいるので、台湾にATCを開設することで当社は先進的顧客と協力してプロセスやリソグラフィ装置の進化を推し進め、LEDの製造コストを下げていく。また、この施設は歩留まり研究とローコストパタニングソリューションのためにも使用する予定だ。ウルトラテックは、HB-LED市場の飛躍的成長を支援するローコストソリューション実現のための方法探求を怠ることなく進めていく。当社のATCが経済的なリソグラフィプロセスの開発促進の一助となり、新興市場に向けた顧客の製品と技術ロードマップ進捗に寄与することを願っている」とコメントを発表している。