Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

April 26, 2011, Upper Lake--エレクトロニキャストコンサルタンツ(ElectroniCast Consultants)は、通信アプリケーションで使用される光アイソレータ世界市場予測を発表した。
光アイソレータは、光を片方向にのみ通すパッシブデバイス。光ファイバからの戻り光が光源に入ると後方散乱、フィードバック問題を起こすので、それを防ぐために光アイソレータが使われることが多い。高速データレートのトランシーバやトランスポンダ、トランシーバペア間のロングスパンを必要とするデバイスでは特に重要になる。
光アイソレータは、商用、産業および研究所に設置された多くのアプリケーションで使用される。光アンプ、光リングレーザ、CATVアプリケーションの光リンク、高速DWDM、コヒレント光通信システム、LabsR&D、センサ、ジャイロシステム、製造プロセスの自動化でテスト/測定装置の品質保証などがアプリケーションとしてあげられる。
2010年光アイソレータの分野別市場シェアは、通信が64％、特殊アプリケーション22％、CATV 10％、軍/航空機 4％、プライベートエンタプライズ ＜1％。
2011年、世界の光アイソレータ市場は引き続き通信アプリケーションが先導する見込みで、2010-2015年の予測期間は年に約22％のペースで増加を続ける。光アイソレータは、プライベートエンタプライズアプリケーションではあまり用いられていない、これはリンク長が短いこと、LEDの送受信リンク、VCSELの増加などによる。CATV分野での光アイソレータの利用は大幅に増加する見込みだが、増加の主因はFTTHマルチメディアアプリケーション。
(詳細は、www.electronicast.com)