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富士通UK、農村地域500万世帯に次世代光インターネット計画発表

April 19, 2011, London--富士通UKは、バージンメディア(Virgin Media)、トークトーク(TalkTalk)、シスコ(Cisco)と共同で、イギリス農村部の500万世帯に次世代インターネットを展開する計画を発表した。
新しい超高速光ブロードバンドネットワークは、BTのOpenreachの新たな代替となるもので、UK政府が農村地域の超高速ブロードバンド促進向けに予算計上している5億3000万ポンドの一部を獲得しようと目論んでいる地域社会にとって好機となる。
富士通のオープンアクセスホールセールネットワークはCiscoの技術によって支えられるものとなる。バージンメディアやトークトークは、このネットワークを通じてホールセール製品にアクセスしようと考えており、狙いは次世代サービスをUKの農村部の顧客に小売りすることにある。ネットワークは、卸売り条件に基づいて他のサービスプロバイダにもオープンになる。
この提案は、500万超の世帯に将来性のある接続性を提供するものであり、こうした地域の世帯はこのような提案がなければ次世代のデジタルネットワークへの商用投資の恩恵にあずかることは見込み薄と考えられている。特に、今回の協力関係によって、UK農村地域のブロードバンドは多くの点で変革が期待される。
・富士通は、広範囲にわたりFTTCではなくFTTH向けにケーブルを敷設する。結果として富士通ネットワークは当初から1Gbps双方向となり、さらに10Gbps、それ以上に拡張することも可能だ。
・富士通ネットワークはすべてのISPsに文字通りオープンアクセスとなる。ISPは、1本の物理ネットワーク接続でエンドユーザに、他では見られないサービス選択肢を提供できる。
・広範な地下と架空インフラ建設は、富士通ネットワークが既存のストリートキャビネットからは完全に独立していることを意味する。このモデルにより、ブロードバンド展開の見通しが見込み薄であった地域が公共投資のターゲットになる。
・この提携は、地域社会のブロードバンドグループの関与を積極的にサポートし、初めて農村地域で、ダイナミックで柔軟なソリューションが実現する。
・超高速の上り/下りの速度により、エンタテーメント、リモートヘルスケア、教育、将来の政府サービスが人の移動無しに実現できる。この将来性のあるインフラによって、距離的な差がなくなり、UKの他の地域が現在享受しているサービスを農村地域にも展開できるようになる。
この計画は、BT Openreachに基づき、監督機関Ofcomが地下ダクト、電柱を適切かつ差別のない条件で提供する措置に依拠している。
Ed Valzey通信大臣は、「超高速ブロードバンドはすでに、それにアクセスできる企業の成長、人々の生活改善に役立っている。しかし、農村やブロードバンドへのアクセスが困難な地域ではその恩恵にあずかれないところが多い。UK全体がブロードバンドの利点を共有すべきであり、国会終了までにそれを可能にしようとしている。政府が、すべての人への超高速ブロードバンドに5億ポンド投じる理由はそこにある」と述べている。
(詳細は、富士通UK)

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