Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

March 28, 2011, Boston--バーティカルシステムグループ(VSG)の調査によると、2010年末、企業向けファイバの普及率は米国で27.7％、ヨーロッパで18.4％であることが分かった。
ファイバ網の拡張は、既存および新興プロバイダ、ケーブルMSOsなど世界のネットワークオペレータにとって最優先課題となっている。帯域の拡張性、運用の簡素化、プロビジョニングの容易さが、ファイバベースのサービス展開の利点として実証されている。
VSGの最近の調査結果でも、2010年の新規ファイバ敷設は、欧米で大手企業よりも中小企業(SMB)で大幅に活発化している。こうした傾向にもかかわらず、SMB事業所の大半は、ファイバへの直接接続性を持たない。それに対して大企業では、すでにファイバ–レディとなっている。
「昨年のファイバ導入への投資は、国内企業および多国籍企業ネットワークをサポートする高速Ethernet需要が拍車をかけた。住宅向けファイバ敷設も多くの隣接商業地域に拡張され、特にSMBはこの恩恵を受けている」とVSGの主席、Rosemary Cochran氏は指摘している。「新たな低遅延サービスの提供もファイバ敷設の追い風となっている。こうしたサービスは、金融、コンテンツ配信などの超高性能接続に焦点を当てたものだ。」