Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

March 24, 2011, Mountain View--Frost & Sullivanは、原子力発電所と電力網の事故で、日本の消費者と政治家は新規ソリューションに目を向けると見ている。非集中的発電、太陽光発電、マイクロ熱電併給(microCHP)が代替ソリューションに含まれるとFrost & Sullivanは予想している。
Frost & Sullivanのエネルギーおよび環境市場調査ディレクタ、Roberta Gamble氏は、「日本はすでにグリーンおよび代替発電の研究と利用では世界のトップクラスにある」と指摘した上で、「その市場の拡張を早めることで、効率を高め、コストを抑える開発に拍車がかかり、これらの技術が日本以外でも魅力的になるという点で世界に影響を与えることになる」と予想している。
代替エネルギーのコストは、従来のソリューションに比べると高価であるが、日本はこれまでにも積極的にそれを奨励してきており、それが市場の成長に寄与する。原子力発電の危機だけでなく、こうした事実が分散的な発電、太陽エネルギーの利用を促進することになる。
「原子力発電と広域的な電力網システムの問題、この両者は地震とツナミとの被害を受けており、これが国民感情を強く動かすことになろう。官僚は、グリーンエネルギーと分散発電ソリューションを積極的に追求せざるを得なくなるだろう」とGamble氏はコメントしている。