Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

March 23, 2011, Sunnyvale--フィニサ(Finisar Corporation)とイグニス(Ignis ASA)は共同で売買契約を結び、その中でフィニサは現在同社が所有していないイグニスの発行済み全株式を取得するために、1株あたりNOK 8(ノルウェークローネ)、総額約NOK 4億2500万(7600万ドル)現金による公開買収提案を行うとしている。
フィニサは、2011年3月21日、22日に、イグニスの株式1830万株をイグニスの既存株主から現金NOK 8/株、総額2600万ドルで取得したと発表した。この買収により、フィニサは約2570万株(完全希薄化ベースで約32.6％)のイグニスの株式を所有することになる。
イグニス買収に関連してフィニサCEO、Eitan Gertael氏は、「この買収は当社の垂直統合戦略を示すものである。イグニスは、変調器とSOAを集積したチューナブルレーザを開発しており、これは現在市販されているものの中で最高のパフォーマンスを実現している。イグニスのチューナブルレーザをフィニサは、300pinとチューナブルXFP製品ラインで使用することになる。これらの製品の世界市場は2011年で約2億5000万ドルと見積もっており、2015年には約4億ドルに拡大するだろう」とコメントしている。
「今回の買収により当社は、イグニスの多様な事業ユニットから得られる最先端の光デバイス集積技術をベースにして多くの新しい40/100Gbps製品を提供できるようになる。」
フィニサが提案した買収価格は、2011年3月21日のイグニス株式終値に対して58.4％のプレミアム、買収提案前3ヶ月間の調整済み出来高加重平均市場価格に対して61.5％のプレミアムとなっている。
一定のイグニスの株主は、株式を保有するマネージメントおよび役員すべてを含めて、この買収提案を承認している。
(詳細は、www.ignis.com)