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古河電工、チューナブルレーザのサンプル出荷開始
March 11, 2011, 東京--古河電工は、2012年に世界で本格的な導入が見込まれる100Gbps超高速光デジタルコヒーレント伝送向け光部品として、高出力・狭線幅フルバンド・チューナブルレーザを開発し、サンプル出荷を開始した。
100Gbps超高速光伝送には、光の位相を用いることで、信号劣化に強く雑音の影響も受けにくい「光デジタルコヒーレント方式」と、正味の伝送速度を抑えられる「多値変調方式」を採用することがOIFで決まっている。この方式は、欧州の一部では既に昨年採用されており、2012年には北米を中心として本格的な導入が見込まれている。
光デジタルコヒーレント方式では、位相変調された信号光に受信側で局発光を干渉させることで、強度変調に復調する。信号復調時の誤差を抑えるには、高い干渉性が求められるため、発振スペクトル幅の狭い(狭線幅の)信号光および局発光が必要となる。
古河は、光ネットワークシステム向けの信号光源として実績を積んできたDFB レーザレイ型フルバンド・チューナブルレーザの技術を生かし、昨年3月、光デジタルコヒーレント方式の信号光および局発光用に優れた特性を発揮する、高出力(>40mW)で狭線幅(<500kHz)のフルバンド・チューナブルレーザを開発。その後、狭線幅特性を安定的に得られるようにDFBレーザのパラメーターを最適化し、サンプル出荷を開始した。
100Gbps超高速光伝送には、光の位相を用いることで、信号劣化に強く雑音の影響も受けにくい「光デジタルコヒーレント方式」と、正味の伝送速度を抑えられる「多値変調方式」を採用することがOIFで決まっている。この方式は、欧州の一部では既に昨年採用されており、2012年には北米を中心として本格的な導入が見込まれている。
光デジタルコヒーレント方式では、位相変調された信号光に受信側で局発光を干渉させることで、強度変調に復調する。信号復調時の誤差を抑えるには、高い干渉性が求められるため、発振スペクトル幅の狭い(狭線幅の)信号光および局発光が必要となる。
古河は、光ネットワークシステム向けの信号光源として実績を積んできたDFB レーザレイ型フルバンド・チューナブルレーザの技術を生かし、昨年3月、光デジタルコヒーレント方式の信号光および局発光用に優れた特性を発揮する、高出力(>40mW)で狭線幅(<500kHz)のフルバンド・チューナブルレーザを開発。その後、狭線幅特性を安定的に得られるようにDFBレーザのパラメーターを最適化し、サンプル出荷を開始した。