Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

March 10, 2011, Richmond--ダイコン(DiCon Fiberoptics)は、ROADMネットワークのディレクションレストラフィックマネージメントにMEMS Split & Selectを発表した。
光スプリッタは入力信号をダイコンのMEMS 1×Nスイッチに同時ブロードキャストする。各スイッチがすべての信号から選択するので、どの信号でも1つもしくは複数の出力ポートにルーティングできる。信号は、スイッチを通ってスプリッタにも向けることができる。スプリット&セレクトは、メトロとリージョナル光ネットワークをターゲットにしたダイコンの新しいカラーレス/ディレクションレスROADM製品の一部となっている。
スプリット&セレクトの独自設計により、ネットワーク設計者が、ディレクションレスルーティングをシステムに導入することは容易になった。アレイ構造はサイズを縮小し、エレクトロニクスを共有することで、多様性を高め、消費電力を少なくすることができる。ストックモデルは4chだが、スプリット&セレクトは任意のチャネル数に拡張して特定のアーキテクチャに合わせることができる。
スプリット&セレクトには、10年以上の量産実績のあるダイコンのMEMS 1×Nスイッチが用いられている。複数の信号がスイッチに入ってくると、MEMSミラーが正確に散るとして1つの信号を正確に出力ポートに出す。MEMSミラーのスイッチングタイムは20ms以下。製品開発担当VP、Robert Schleicher氏によると、このスイッチは10億サイクルを超える動作が可能であると言う。