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FOC、波長可変XFP MSA準拠DWDM用XFP販売開始

March 9, 2011, 東京--富士通オプティカルコンポーネンツ(FOC)は、全波長帯域(Cバンド)で波長可変可能な、XFP MSA仕様に準拠した、DWDM用小型10Gbps光トランシーバを2011年4月より販売開始する。
大容量の光ネットワークを実現するために、複数の波長の光信号を一本の光ファイバを利用して伝送するDWDM方式が多く用いられている。DWDM光ネットワークにおいて、波長可変光トランシーバは、ネットワークに実際に使用されている状態のまま対応する波長を設定により切り替えられるという特徴があるため、部品種類を減らしDWDM光ネットワーク全体を低コストで実現し、次世代ネットワークにおけるROADM機能を実現する部品としても重要になっている。また、現在、10Gbps DWDM光ネットワーク用の全波長帯域での波長可変トランシーバとしては、主に300pinタイプが用いられており、今後ネットワーク装置全体の一層小型化、高密度化、大容量化に向けては、光トランシーバの小型化が求められている。
FOCは、全波長帯域で波長可変可能な、XFP MSA仕様に準拠した、DWDM用小型10Gbps光トランシーバを開発し、2011年4月より販売開始する。これにより、Cバンドを利用した 10Gbps DWDM光ネットワークにおいて、一種類のXFPトランシーバですべての波長をカバーすることができるため、固定波長タイプのXFPトランシーバに比べて大幅な在庫削減が可能となる。また、波長切替により、ネットワークの低コスト化、効率化が実現する。さらに、300pinタイプからの置換えにより、ネットワーク装置の大幅な小型化も可能となる。
製品の特徴は次の通り。XFP MSA仕様に準拠。Cバンドにおいて、50GHz ITU-T chグリッドで、88波の波長設定が可能。最大3.5Wの低消費電力を実現。
製品サンプルは、ロサンゼルスで開催されているOFC/NFOEC2011展示会へ出展されている。

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