Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

March 4, 2011, San Jose--アバゴ・テクノロジー（Avago Technologies）は、イーサネットおよびストレージ機器のポート密度を高める光トランシーバの新製品を2種発表した。
新しいmini SFP+ (mSFP) トランシーバAFBR-54D7APZは、ストレージ・アプリケーション向けの8Gbpsファイバ・チャネル(FC)に対応し、AFBR-703SNZは、次世代の10Gbpsイーサネット(10GbE)機器設計に対応している。これらのプラガブル・モジュールは、業界標準SFP+トランシーバと同じデータ伝送性能を維持しながらポート密度を30％高めている。
mSFPトランシーバは、アバゴの850nmVCSELとPIN検出器技術を採用している。AFBR-54D7APZモジュールは、8.5/4.25/2.125 GBdファイバ・チャネル仕様に準拠し、AFBR-703SNZモジュールは、IEEE 802.3ae 10GBASE-SR規格に準拠。デバイスは、SFP+電気コネクタとI2Cインタフェースを使用し、全二重トランシーバ向けのスモール・フォーム・プラガブル(SFP)マルチ・ソース・アグリーメント(MSA)電気仕様に準拠している。mSFPモジュールは、標準損失0.6Wの低消費電力用に設計されている。
アバゴ・テクノロジーの光ファイバ製品事業部マーケティング・ディレクタのVector Krutul氏は「アバゴは、8Gbpsおよび10Gbps SFP+トランシーバのさらなるテクノロジーリーダーシップを図るため、顧客との連携を図り、革新的技術の開発に取り組んでいる。これらのmSFPモジュールによって、ポート密度がより高く効率的なストレージおよびEthernet機器の開発が可能になる」とコメントしている。アバゴでは、先般48個のSFP+ポートを収容できるスイッチング・ブレードに、64ポート用のmSFP技術を利用するBrocade社製高密度DCXバックボーン・モジュラースイッチを発表した。