Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

February 28, 2011, Washington--インフィネラ(Infinera Corp)は、単一の集積InPチップで記録的な1Tbpsを達成した。この成果は、ロサンジェルスで開催されるOFC/NFOECで発表される。
Infineraの最新のPICは、チャネルあたり100Gbpsで動作する新しい10chレシーバ。1個のPICが1Tbpsで動作するのは業界で初めて。このチップは、150を超えるコンポーネントで構成されている。周波数可変LO レーザ、LOと入力信号をミキシングするデバイス、LOパワーコントローラ用のVOA、個々の波長を分波するための特別な分波器(DEMUX)、40個のバランストPDs(レシーバ/トランスミッタ)ペア、これら全てが爪よりも小さなチップに集積されている。
100Gbps/ch動作を可能にするキーテクノロジーは、PM-QPSK変調方式を用いてエンコードされた入力データを検出する機能。ここで新しいのは、PM-QPSK変調方式そのものではなく、それらすべてをInfineraが初めて1チップ(PIC)に集積した点にある。Infineraは、PM-QPSKのために、データをエンコードした位相を効率よく検出する狭線幅のレーザを設計し、集積した。Infineraは、テラビットを超える性能のPICsが数年で商用化できると見ている。同社はすでに、2012年には500Gbps PICが商用化されると発表。100Gbps PICはLHやメトロに幅広く導入されている。