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液体レンズを使って皮下を高解像度イメージング

February 25, 2011, Rochester--ロチェスタ大学オプティクス教授、Jannick Rolland氏は、これまでにない皮下イメージング技術を開発した。この技術の狙いは、疑わしい腫痕を皮膚から切り取って実験室で分析することなく、皮膚損傷を発見して検査し、それが良性か癌性かを見極めることにある。
約1フィート長の円筒プローブ先端を皮膚組織に接触させると数秒で皮下の状態が高解像度3Dで鮮明に表示される。
この機器は、光コヒレンス顕微鏡として知られるプロセス向けにRolland氏の研究チームが開発した独自の液体レンズをセットアップしている。液体レンズでは、水滴が標準的なガラスレンズの役割をする。水滴周辺の電界が変わると、水滴は形状を変え、レンズの焦点が変わる。これにより、異なる深度で何千枚もの皮下の写真を撮ることができる。この画像を組み合わせると、人の皮下1mmの深度まで鮮明な画像が得られる。この深さには、重要な皮膚組織構造が含まれている。この機器は、超音波の代わりに近赤外光を用いているので、画像は、ミリメータスケールの解像度よりも遙かに高解像度のマイクロンスケールであり、高精細となっている。
このプロセスは、人の皮膚で実験して成功しており、専門家の評価を経た論文が何点か雑誌に発表されている。Rolland氏によると、次のステップはこの装置を臨床環境で使用し、異なるタイプの腫痕の判別能力を評価することになる。

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