Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

February 24, 2011, 厚木--アンリツは、AMS-IX（アムステルダム・インターネット・エクスチェンジ）がアンリツの40/100G イーサネット(Ethernet)アナライザMD1260A を2台採用したと発表した。
AMS-IXは世界最大のトラフィック量を扱うインターネットエクスチェンジであり、多数のインターネットサービスプロバイダとインターネットユーザにネットワークトラフィックの効率的なルーティングを提供している。その一方、クラウドコンピューティングや動画サービスの加速度的な普及により、IPデータスループットは急増の一途をたどっている。
この状況に対応するため、AMS-IXは既存の10GbE構成を廃止し、100GbEネットワークインフラの構築を進めている。
AMS-IXは、従来からアンリツの10GbE計測器（データクオリティアナライザMD1230）を使用しており、今回の新たなネットワークの構築についても、アンリツの40/100GbEアナライザMD1260Aの採用を決定した。
MD1260Aは40GbE/100GbEの最新のIEEE規格、ITU-TのOTN規格に完全対応していることに加え、これらの規格を上回る耐性試験も行える。
40/100GbEアナライザMD1260Aは、40/100GbEの標準規格IEEE802.3baに対応した計測器。40/100GbE信号のスループットやフレームロス、BER、スキューマージンなどの各種測定が可能。伝送装置、ネットワークの品質がIEEE802.3baが要求する規格に準拠しているか否かを評価できる。また、MD1260Aは、40/100GbEと相互運用されるOTNのOTU3/OTU4規格にも対応しており、1台の計測器で最新の高速通信システムを評価できる。