Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

February 23, 2011, Boonton--インサイトリサーチ(Insight Research Corporation)の市場調査によると、世界の通信産業は今後5年にわたり成長を続ける。その理由として、同社は、消費者や企業が継続的にワイヤレス支出を増やしていることを挙げている。特に新興市場で、通信産業の成長を牽引している。
世界の通信サービス収入は、今後5年にわたりCAGR 5％で成長を続け、通信への支出総額は、2016年までには25兆6000億ドルに達する。
「2011通信業界概観:市場の実際と予測」は、ワイヤレスが有線を大きく引き離して最も力強く成長すると予測している。これら両方とも、伸びるのはほとんどがブロードバンドサービス。ワイヤレスブロードバンドサービス売上は、この予測期間はCAGR 45％超で成長するが、有線ブロードバンドサービスは、同じ期間で、せいぜいCAGR 14％の成長。
「世界規模の経済の混乱の最悪期は過ぎ去ったと考えられるが、米国の雇用創出はまだはっきりせず、経済回復もスローペースだ。しかし、不確かな中でも、通信産業は成長を続ける」とインサイトリサーチの社長、Robert Rosenberg氏は見ている。「通信は、道路や橋のように発展に必要であるので、正常に戻るのに時間がかかる他の経済セグメントと比較すると遙かに好調と言える。」
この調査レポートは、オンラインで入手できる。