Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

February 17, 2011, Geneva/KfarSaba--STMicroelectronicsとbTendoは、スマートフォンや他の可搬家電機器向けに世界最小のピコプロジェクタを共同開発することを目的とした開発、ライセンス契約を発表した。
このソリューションは、bTendoの斬新なスキャニングレーザプロジェクションエンジン技術とSTのMEMS技術、ビデオ処理ノウハウ、半導体プロセス技術をベースとしている。
今日の最先端のスマートフォンで、人々は膨大な量のムービークリップや写真を持ち運んでいるが、ディスプレイが小さいためにそれを他の人々とシェアすることが難しい。モバイル機器にプロジェクション機能を追加すると、ユーザは他の人々と、いつでもどこでも、そのメディアを共有することができる。
体積にして2.5㎝3足らず、高さ6mm以下、共同開発した内蔵プロジェクタソリューションは、フォーカスフリー、鮮明な色、シャープな映像を特徴としており、現在のピコプロジェクタソリューションよりも格段に優れている。システムの光エンジンに2MEMSベースのマイクロミラーアクチュエータデバイスと最先端のビデオプロセスチップを採用した世界最小のプロジェクションエンジンはスマートフォンに最適化されており、低消費電力でMIPI組込サポートしているので、実装は迅速かつ容易。
STがbTendoを選択した理由について、STMicroelectronicsのMEMS、センサ、ハイパフォーマンスアナログディビジョンのグループVP、ジェネラルマネージャ、Benedetto Vigna氏は、小型サイズ、低消費電力、フォーカスフリーの3点を挙げている。「これらはいずれも内蔵プロジェクションモジュールにとっては決定的に重要だ」と同氏はコメントしている。