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トプティカ、1.5μmレーザで次世代CW THz

January 20, 2011, ベルリン--トプティカ(TOPTICA Photonics)は、フォトニクスウエスト展示会で、今までで最もコンパクトな周波数ドメインテラヘルツ分光計を紹介する。
同システムは、トプティカの新しいTeraBeam、高集積2色ダイオードレーザと新開発のInGaAs/InPエミッタとディテクタ技術(Fraunhofer HHI)を組み合わせたもの。この新しいCW THzシステムの特徴は高速スキャンオプション。これにより、CW THz分光器のアクイジションタイムが2桁以上短縮され、1分以下で完全なTHzスペクトラム(GHz以下の分解能で、50~1200GHz)を取得できる。
今までは、周波数ドメインTHz分野の研究は主に、870nm以下の波長を必要とするGaAsフォトミキサで行われてきた。帯域や信号品質では優れた結果が得られたが、光源の複雑さや標準化されていない様々な光コンポーネントのために、価格レベルが業界で普及する水準ではなかった。
トプティカとHHIとが提携し、代替ソリューション、通信波長1.5μm CW THz用のレーザとアンテナパッケージ、が提供できるようになった。新しいTeraBeamは、コンパクトな2色(波長)レーザで、フットプリントはわずか161×130×61mm3。高集積DFB-LDとファイバコンポーネントを利用することで、このレーザは2色出力で30mWであり、CW THzエミッタ/ディテクタの消費電力要求に適している。これらのモジュールはHHIが開発したもので、InGaAs/InP半導体材料をベースにしている。エミッタは、集積導波路構造を持つ広帯域フォトダイオードで、マイクロワット(μW)レンジの出力レベル。レシーバは、InGaAs PDを使用し、80dBまでの優れたSNRを実現。これらのモジュールは、SM/PMファイバピグテール付パッケージとなっている。
トプティカは、FPGAプログラミングやデータ処理の豊富な経験を利用し、CW THz分光器の取得時間を2桁以上短縮することができた。このCW THzシステムは、計測速度が初めてパルス型分光器に匹敵するレベルを達成(50秒、50~1200GHzスペクトラム、分解能サブGHz)。周波数分解能は、直感的なGUIで選択でき、周波数ステップは10MHzが可能。
(詳細は、Photonics West ブース817)

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