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VI Systems、標準SFPトランシーバ実装可能な40G技術を実証

January 18, 2011, ベルリン--VI Systems GmbHは、ベルリンのドイツ銀行IBBが資金を提供する地域研究プロジェクトを完了した。同プロジェクトの狙いは、40Gbpsまでの短距離データ伝送向け超高速VCSELベーストランスミッタとPIN-PDの実現にある。
VI Systemsは、HiTrans Projectの難しい目標の実現に成功したと報告。同プロジェクトはベルリンの主要銀行(IBB)の1社がサポート、マネージメントした。このプロジェクトでVI Systemsは、シリアル40GbpsファイバカプルSFF TO–CANレシーバとトランスミッタの開発を行った。これには、関連する複数のEOコンポーネントの開発も含まれる。研究コンソーシアムには、技術力のある国内外の企業が含まれている。ヨーロッパの大手GaAsエピウエハファウンドリ、SiGeベースBiCMOS ICファウンドリ、フリップチップおよびワイヤボンディングプロセスステップ技術を持つ量産パートナー、ドイツの大学(TUB, TUD)。
レーザ変調用のドライバIC、PDs用のリミッティングアンプ、TIA ICsの開発も行われ、試作されている。高周波(40GHz)トランスミッタとレシーバパッケージング(TO–CAN形状)はVI Systems独自のアプローチ、フリップチップおよびワイヤボンドサブアセンブリ。最新の高周波テスト装置、マクロ波および光評価技術を用いて超高データビットレートでデータ伝送の評価が行われた。プロジェクトパートナーは、開発したEOアセンブリとファイバカプルモジュールを用いてMMFで40Gbpsエラーフリー伝送を実証した。ドライバとアンプICを含むレシーバとトランスミッタの消費電力は、150mW以下。これは標準商用SFPトランシーバに実装可能なレベル。この新しいプロトタイプは小型(6×6mm以下)、低消費電力であるので、QSFPトランシーバにSerDes ICsとともに実装可能であり、モジュール全体の消費電力は3W以下となる。QSFPトランシーバはSMF、MMFの両方のバージョンの製造が可能。
このプロジェクトおよびその後の産業パートナーの取り組みにより、ローコスト量産に拡張可能。AOCアプリケーションやIEEE.802.3bg標準のローコスト、ローパワーへの展開も視野に入れることが可能であり、これによりベルリンは光エンジン市場の最前線に躍り出ることができる。
製品サンプルは、現在提供可能となっている。

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