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NRLがレーザ音響伝搬フィールド試験を開始

January 17, 2011, ワシントン--海軍研究所(NRL)の研究チーム、プラズマフィジックス部門(Dr. Ted Jonesリーダー)は、新しい水中光電離レーザ音響源の長距離音響伝搬、衝撃生成デモンストレーションを初めて成功させた。
これらのテストは、グレンドラ湖の海軍水上戦闘センタ試験施設–クレーンで行われ、パルスレーザを空中伝搬させる初期の研究を拡張したものであった。
フローティングプラットフォームに収めたパルスNd:YAG 532nm波長レーザを用い、ステアリングミラーで集束レンズを通して水面にパルスを発射。レーザの各パルスが、約190dBsの水圧レベルで音響パルスを生成、これは140mまでの距離にある船上の水中聴音機で検出し計測された。
Jones氏によると、レーザ音響源の開発目的は、水中にハードウエア源を置くことなく、コンパクトな機上レーザや船上レーザから効率よく音響をリモート生成することにある。この新しい音響源は海軍と商用水中音響アプリケーションの両方を拡張し、改善する可能性がある。
駆動レーザパルスは、空中も水中も伝搬できるので、水中もしくは機上のコンパクトなレーザは、リモート音響生成に使用できる。適切にカスタマイズされたレーザパルスは、空中では数100m伝搬し、比較的少ない変化で、水を圧迫して素早く中に入り込む。水中のハードウエアを必要とせずに水中に音響信号を生成する機上レーザといったアプリケーションには、大気レーザ伝搬は有用。また、航空機からの海底通信には極めて便利で効率がよい。
その他の水中アプリケーションとしては、水中の機雷や船舶のソナー探査、リモート生成レーザ音響ビーコンを用いたナビゲーションなどがある。

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