Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

January 12, 2011, Scottsdale--In-Statの調査によると、2010年で世界のブロードバンド加入者数は7億6300万件に達した。
　ブロードバンド加入者は世界的に増加を続けている。特に、モバイルワイヤレスの増加が予想を上回っている。ブロードバンド加入者増の主因は、高速でインターネットにアクセスしたいという要求であるとIn-Statは分析している。オンラインビデオ、IPベースの電話サービス、音楽ファイルのダウンロードなどの帯域集約的なアプリケーションの人気の高まりが、そのまま高速インターネット接続需要につながり、2010年の世界のブロードバンド加入者数を７億6300万まで押し上げた。
　「2007年から2009年まで、世界のブロードバンド加入者の増加率は継続的に25％だった。ブロードバンド市場の成熟にともない、2014年までにこの成長率は10％まで落ち込むが、まだ大きく伸びる余地がある。APAC地域では極めて高い成長率が続き、ラテンアメリカや中東/アフリカ地域も同様だ」と業界アナリスト、Vahid Dejwakh氏は分析している。
主な調査結果
・2010年末までに、USのブロードバンドユーザは1億7900万を超えている。
・世界のDSL加入者総数は、2010年末で3億7100万に達する。これは、APAC地域でDSLサービス需要が強いからだ。
・モバイルサービスオペレータが3G、4Gサービスを始めるため、モバイルワイヤレスブロードバンドユーザは、引き続き急成長を続ける。
・世界のFTTH加入者の約76％は、APAC地域の住民。
・北米は、引き続き最大のケーブルモデムサービス市場。