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炎症性大腸炎の早期発見と診断に寄与する新しい内視鏡開発

December 13, 2010, Norwich--イースト・アングリア大学(UEA)と、フランスおよびドイツの研究者たちが新しいタイプの内視鏡を開発した。
 共焦点レーザ内視顕微鏡(CLE)は、強力な顕微鏡を内蔵しており、これにより臨床医はクローン病や潰瘍結腸炎など腸疾患の引き金となると考えられているバクテリアを見ることができる。
 「内臓壁のバクテリアは、炎症性大腸炎の悪化に重要な役割を果たすと考えられているが、われわれは大腸内視鏡定期検査中にこのバクテリアを見るための新しい強力なツールを手に入れることができた」とUEAのAlastair Watson教授は語っている。同教授は、独仏の研究者とともにこの共同開発を指揮してきた。
 「この新しい技術によって、一般的ではあるが、悲惨なこの疾患群患者の危険な状態、早期発見ができるようになる。」
 クローン病や潰瘍結腸炎の原因は、まだ完全に理解されていないが、内臓粘膜のバクテリアが病因であると考えられている。現在の生体を採取する方法では、バクテリアの位置を正確に観察することができず、バクテリアと粘膜との相互作用の仕方を観察できない。新しい内視顕微鏡技術は、蛍光染料をつかってバクテリアを目立たせることで、これらの正確なプロセスを大腸内視鏡定期検査中に、細胞以下のサイズで見ることができるようにした。

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