Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

December 10, 2010, Wharton--Navitarの子会社、スペシャルオプティクス(special Optics)は、焦点距離500mmの特注望遠鏡を完成した。この望遠鏡NASAのMABELレーザ高度計に実装される。
　MABELはATLAS(Advance Topographic Laser Altimeter System)用の航空機ベースのシミュレータ。レーザ高度計システムATLASは、第2世代の地球観測衛星ICESat-2(Ice, Cloud, and Land Elevation Satellite)に搭載される。
　スペシャルオプティクスは、NASAと契約して、2016年に軌道に乗る予定の新しいICESat-2ミッション用の焦点距離500mmの望遠鏡2台を設計し、作製する。ICESat-2は、初代のICESat衛星に取って代わる。初代のICESatは、2003-2009年の間、氷、雲、地形、植生のデータ収集に成功。ICESat-2打ち上げに先行して情報を収集するためにNASAは、MABELを使用して一連の空中キャンペーンを行っている。
　チタン構造で断熱化された500mm望遠鏡ユニットは、高精度アセンブリが必要であり、それらが焦点距離と同じであることを確認するためのテストを必要としている。航空機で使用されるとき、一方の望遠鏡がレーザマルチパルスを発射し、他方の望遠鏡は地上からの反射光を受ける。送信信号と受信信号を用い、パルス間時間を正確に計測することでNASAは地形地図を作成することができる。