Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

December 1, 2010, 深セン--中国の大手装置ベンダ、フアウエイ(Huawei)は、チャイナモバイルの80×40G WDM全国ネットワークを構築する契約を結んだと発表した。これが完成すると、ネットワークの波長容量は10Gから40Gにアップグレードされ、チャイナモバイルはウルトラブロードバンドサービスができるようになる。
　チャイナモバイルは3Gとブロードバンドに大規模投資をしている。このためサービストラフィックが増えて10Gレガシーバックボーンの容量限界まで負荷がかかっている。これに対処するためにチャイナモバイルは、上海-南京-杭州40G全国バックボーンネットワークプロジェクトの入札を2010年6月に公告した。このプロジェクトは、中国初のOTN全国バックボーンネットワークとなり、上海、南京、杭州を含む長江デルタの中核エリアをカバーする。
　フアウエイの40G OTNソリューションは、40G帯域、超大容量OTN、OTN帯域プールを含むもので、これにより迅速なネットワークの展開、柔軟で効率のよいサービスプロビジョニングが可能となる。フアウエイのソリューションの特徴は、ODUk-SNCPプロテクションメカニズム。これは、電気レイヤで動作し、ネットワークの信頼性を劇的に高める、とフアウエイは説明している。