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16QAM 100G DWDMフィールドトライアル

December 1, 2010, キスタ--スウェーデンのAcreoとEricssonは、SkanovaのKista, Hudiksvall間の敷設ファイバを利用した824kmで、単一波長112Gbpsのフィールドトライアルを行った。
 このトライアルは、16QAM変調方式を用いた電気のサブキャリア多重とコヒレントディテクションをベースにした新しいソリューションを実証したもので、光ネットワークの容量増を目指してEricssonとAcreoの共同研究プロジェクトで開発された方式。
 Acreoは、現行の10Gbps DWDMシステムにデュアルポラリゼーション(DP)112Gbps波長を接続し、光アンプ、DCMをそのままにして100Gアップグレードシナリオをテストした。ファイバリンクは、キスタとハディクスバル間の伝送路、トータルで12スパンのループバックを利用した。
 テストでは、電気のサブキャリアを変復調するブロードバンド無線技術を利用、これによってオペレータはシングルキャリアソリューションと比べて低いシンボルレートで動作させることが可能になり、ADCやDSPを簡素化することができる。2つのサブキャリアを1つの送信レーザの各直行偏波で変調し、コヒレントレシーバでは1つのLOレーザを用いて検出。エレクトロニクス集積を利用することで光コンポーネントの数や複雑性が軽減され、コスト抑制となる。
 この実験では、Acreoが用意したオフラインDSPアルゴリズムを用いた。Acreoのプロジェクトマネージャ、Jonas Martensson氏は、「われわれの実験は、現実的な条件で伝送障害を軽減するために、極めて効率のよい16QAM変調方式とコヒレントディテクションが利用可能であることを示すものだ」とコメントしている。

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