Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

November 8, 2010, El Segundo--iSuppliの調査によると、Q2に若干落ち込んだ世界のブロードバンド加入者の伸びは、中国の高速インターネットアクセス需要が急増したため、Q3、Q4に回復に転ずる。
　DSL、ケーブル、ファイバの主要セグメント全体で、Q3の世界の新規のブロードバンド加入者数は5.8％増、1650万に達する見込みだ。前期は1560万だったが、予想されるQ3の数字はQ1の1670万に近いものとなる。さらに、この回復は次期の拡大の前奏となり、2010年Q4の世界のブロードバンド加入者数は7.3％増、1770万に達する見込みだ。
　Q2の落ち込みの原因についてiSuppliのシニアアナリスト、Lee Ratliff氏は、季節要因と北米市場の不調を挙げている。しかし、下期は中国の消費者の高速インターネットに対する旺盛な需要に牽引されて加入者数は再び増加トレンドになると同氏は見ている。
　中国は、猛烈な勢いでブロードバンド加入者を増やしており、Q1の新規加入者数は過去最高の約600万を記録した。Q2に若干落ち込んで、540万だったが、中国のブロードバンド減速は考えられないので、下期の2四半期はいずれでも、新規加入者は570万程度とiSuppliは見ている。