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ヨーロッパでスマート・テクスタイルの製造を目指したプロジェクト

November 5, 2010, Leuven--IMECとプロジェクトパートナーは、European FP7(Framework Program)プロジェクトPASTA(IntegratingPlatform for Advanced Smart textile Applications)を立ち上げた。狙いは、大面積のスマート・テクスタイルの開発にある。
 大面積のテクスタイル(布地)製造は、ラボのプロトタイピングと工業生産とのギャップをブリッジする重要な側面といえる。目的は、スポーツやレジャーウエア向け、安全やモニタリング用途向けの技術的テクスタイル、ヘルスケア・モニタリング目的のテクスタイルの工業製造。
 PASTAプロジェクトは、電子部品実装、インタコネクション技術研究とテクスタイル研究とを結びつけ、スマート・テクスタイルへの画期的なアプローチを実現する。電子部品実装やモジュールインタコネクトの新概念を導入することで、布地にエレクトロニクスをシームレスで、快適に、ロバストに組み込むことが可能になる。主要な技術開発は、ベアダイを編み糸に(マイクロマシニングを利用して)集積するという新たな概念、メカニカルクリンピングをベースにした新しいインタコネクト技術、固いコンポーネントと柔軟な繊維との間の歪緩和インタフェースとして伸縮可能なインターポーザの開発に焦点を当てている。これらの技術は、機能と信頼性テストプログラムで評価される。布地にエレクトロニクスを集積するための提案ソリューションは、コンポーネント全体、超小型のLEDから複合的なマルチチップモジュールまでをカバーする。さらに、システムデザイン作業は、パワー供給、システム分割面への取り組み、繊維に分布センサ/アクチュエータシステムを集積する完全なソリューションを実現する。
 このプロジェクトでは、4つのアプリケーション分野が対象となる。アウトドアスポーツとレジャーウエア用には、太陽電池を集積した発光テクスタイルを開発する。さらに、洗濯できるようにすることも重要で、この点はインテリジェントな衣類の要件となる。PASTAは、センサを集積して湿気、ベッドを濡らしたことに(夜尿症)よる過度の湿気をモニタするベッドシーツアプリケーションも検討する。安全用途では、LEDsを用いた建物の避難表示。最後に、合成材料の蓄積歪を非破壊で、その場観察して残存寿命を予知し、工業部品の損傷を示唆するような繊維の開発がある。
(詳細は、www2.imec.be)

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