Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

October 28, 2010, Sunnyvale--KVH(KVH Co. Ltd)は、日本のネットワークにインフィネラ(Infinera)のデジタルオプティカルネットワークを採用し、同社のビジネス顧客にスピード、スケーラビリティ、低遅延を提供する。
　東京を拠点にしたKVHは、統合通信、マネージメントサービスを含むITマネージメント、データネットワーキング、インターネットアクセス、ボイスサービスを東京、横浜、大阪のファシリティベースネットワーク顧客に提供している。KVHは、日本における頻度の高いトレーディングに対して超低遅延、近接ホスティングサービスを提供する大手のリーディングカンパニーとして知られている。
　KVHの顧客は、高頻度トレーディング、リアルタイムディザスタリカバリ、SANバックアップを含むアプリケーションでマルチギガビット接続要求を強めている。KVHは、OTNスイッチングを統合したInfineraのDTNデジタルROADMシステムを選択。InfineraのDTNネットワークで、KVHは1Gbpsから40Gbpsまでのサービスが提供できるようになる。将来的には、数日で100Gbpsサービス提供にも対応する。Infineraのシステムは、光集積回路(PIC)を特徴としており、ライン側は8Tbit/sまでの容量に設計されている。Infineraの帯域仮想アーキテクチャにより、PICベースの柔軟なネットワーク容量は、サービスの種類やネットワークロケーションを問わずどこでも利用できる。また、光ROADM特有の劣化や歪も生じない。InfineraのデジタルROADMにより、OTNスイッチングやグルーミングは、すべてのネットワークノードで利用できる。
　KVHは、リリース6.0ソフトウエアプロビジョニング機能を持つマルチプロトコルTAM(Trubutary Adapter Modules)付DTNを導入する。これにより、4Gbpsと10Gbps ファイバチャネル(FC)サービスでディザスタリカバリやSANバックアップサービスが提供できる。これらの新製品は、今年Q3に出荷が始まっている。
　Infineraネットワークを導入することでKVHはネットワーク全体で遅延を減らすことができる。KVHは、まず東京首都圏での導入に続いて、横浜、大阪でもInfineraネットワークを導入する意向。