Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

September 30, 2010, Redondo Beach--ノースロップ・グラマン(Northrop Grumman Corporation)は、最近の高エネルギー固体レーザ技術の成功を利用して軍事用にこれらのシステムの効率を大幅に高めることで、電気、レーザ技術を前進させようとしている。
　この取り組みは、Robust Electric Laser Initiative(RELI)と命名された米国国防総省の新規プログラムの下に行われ、第一段階は効率的で、高輝度、小型のシステムを実現する次世代軍事レーザ技術の開発。
　アラバマ州Huntsvilleの陸軍宇宙・ミサイル防衛コマンド/陸軍戦略部隊コマンドから、ノースロップは、2年間、880万ドルの契約を獲得。この契約は、5年に延長し、5330万ドルとするオプションがある。
　RELIプログラムは、システム効率を30％以上高め、同時に優れたビーム品質、パワーレベルを100kWにスケールできる25kWを目標とし、これらすべてを軍事プラットフォームにパッケージングする。国防総省によると、固体レーザシステムは、現在約効率が20％。
　このプログラムの資金援助を行っているHEL-JTO(High Energy Laser-Joint Technology Office)によると、RELIの目標は高信頼で、フィールドで使えるシステム。これを他の国防総省プログラムと併せて、すべての軍事活動で使える特殊プラットフォームに仕上げる。
　ノースロップ・グラマンは、同社の高エネルギーレーザでの前進は、RELIの目的と合致すると考えている。JHPSSLフェーズ3技術に加えて、これらは次の2つのファイバレーザへの取り組みを含む。
・ファイバレーザアンプ技術を3kWまで拡張するDARPAのファイバレーザ革命。
・2D回折光エレメントビームコンバイナの実証。これは、米国空軍研究所(AFRL)のプログラムで、ノースロップ・グラマンは、このプログラムでAFRLのハイパワーファイバテストベッドを用いて回折ビームコンバイナを実証しようとしている。
　RELIプログラムは、HEL-JTOが陸軍宇宙・ミサイル防衛コマンド/陸軍戦略部隊コマンド、AFRL、海軍研究事務所と共同で資金を提供している。