Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

September 15, 2010, Mumbai--Frost & Sullivanによると、LEDはインドの照明市場で急速に台頭してきた将来性のある照明技術となっている。LEDの優れたエネルギー効率(通常の照明技術の40から60％以上)、少ない保守費用、エコフレンドリは、屋内外の照明アプリケーションで普及している。
　Frost & Sullivanの「インドのLED照明市場」は、過去数年にわたり調査した結果、インドの照明市場でLED照明が急激に立ち上がってきており、白熱電球、HID、蛍光灯などの従来技術の置き換えが急速に進んでいると指摘している。
　白熱電球のような発熱光源と異なり、LEDは熱を発生させても発散しないので、グリーンで低温光源の1つとなっている。
　インド政府は、主要都市や国定史跡の街灯にLEDを採用することでエネルギー効率のよい照明技術の普及促進を図っている。Frost & Sullivanの調査アナリスト、Harish Natesan氏によると、インドの再生可能エネルギー省(MNRE)とエネルギー効率局(BEE)は、エネルギー効率のよい照明技術普及促進のために、村々へのソーラLED照明の配置を主導的に行っている。
　LEDsは最も小型の光源であるので、アプリケーションに合わせてデザインをカスタマイズすることができる。例えば、LEDストリップはサイネージ、室内や街灯用の照明として使用でき、小型LEDフラッシュは携帯電話に使用することができる。この柔軟性によって、照明メーカーは他の照明技術と比べて、LEDを使うことでデザインを増やすことができる。
　街灯などの照明アプリケーションは、LED光源にとって迅速なROIが見込め、夥しい商機がある。戸外アプリケーションでは、ROIは2〜3年で達成できるが、屋内アプリケーションではROIの達成に4〜5年はかかる。さらに、LEDsは寿命が5万~6万時間であり、競合する照明技術に対してTCOも低い。