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Infinera、500G PICで100G 1348kmトライアル

September 8, 2010, Sunnyvale--インフィネラ(Infinera)は、XOコミュニケーションズ全国ネットワークの1348kmルートで100Gb/sコヒレント伝送フィールドトライアルに成功した。
 このトライアルは、100Gを5ch集積したInfineraの500Gbpsフォトニック集積回路(PICs)を用いた。このPICを用いて行ったトライアルは、XOの光ネットワーク、デンバーからダラスまでの1348kmで、ルートはInfineraの100GレディILS WDMラインシステムで構築されている。同システムは、8Tbit/sまで容量を拡張することができる。トライアル中、ILSシステムは10Gと100Gchを同時に伝送した。100Gチャネルは、PM-QPSK変調とコヒレントディテクションを用いて伝送され、ULH距離を中継器なしでエラーフリー伝送を可能としている。Infineraによると、完全集積500G PICsを送受信器に、PICレシーバ側には集積LOを用いた100Gコヒレント伝送のデモンストレーションは世界初。
 この500G PICsをベースにした次世代マルチテラビットデジタル光ネットワークについてInfineraのCEO、tom Falion氏は、「この新しいシステムが光市場で画期的な力になると考えている。まさに、当社の10Gシステムが2004年に導入されたときと同じように」とコメントしている。
 100G PICベースシステムが導入されるようになると、これは将来のネットワーク経済において極めて重要な出来事になる。今後のネットワークは、今のネットワーク以上に波長あたりの光機能が多く要求される。この要求は、100G伝送に必要とされる最先端の変調フォーマットからきたもので、これが従来の光コンポーネントを利用して実装されるならネットワークコストと複雑性が増すばかりになる。この問題を解決するために、Infineraの500G PICsは一対のInPチップに600を超える光エレメントを組み込んでいる。これにより次世代のインターネットセントリックなネットワークは大きな恩恵を受け、サービスプロバイダにとってはネットワーク容量の拡張とともに、消費スペースの節約、低消費電力、信頼性の向上、ネットワークの経済性向上などのメリットが得られる。光集積がなければ、最終的には、益々増加する帯域需要によってネットワークの複雑性が高まることになるので、キャリアが経済性を追求するとフォトニック集積はキーテクノロジーになる。

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