Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

September 6, 2010, Liberty Lake--アイトロン(Itron Inc)とシスコ(Cisco)は、世界のエネルギーインフラの転換を促進するために戦略的提携を発表した。
　両社は、21世紀IPベースの通信プラットフォームをスマートグリッド市場に提供することで、電気配電機構のエネルギー供給の安定化と高信頼化促進を支援していく。
　計量とネットワーキング通信の世界的リーダであるアイトロンとシスコは、公共事業会社にとって、スマートメータリング技術をオープンで相互運用可能なエンタプライズクラスのネットワークに変えるソリューションで協力していく。特に、両社は標準ベース、安全性の高い技術を開発しフィールドエリアの通信にフルIPv6を実装していく。これにより、スマートメータリング、インテリジェントな配分自動化、顧客インタフェースをサポートする。このようなアプローチにより、スマートグリッドの様々な構成要素間で一貫した、相互運用可能な有線/無線通信が可能になり、公共事業会社は需要に応じて拡張を行うことができる。
　シスコのスマートグリッド事業担当シニアVP/部長、Laura Ipsen氏は、両社の提携について、「エネルギーインフラが近代的で、もっとインテリジェントになるための大きな一歩だ」とコメントしている。両社の狙いは、スマートグリッドアーキテクチャの標準化であり、エンド・ツー・エンド通信プラットフォーム構築支援にある。「公共事業会社は、その結果として、安全性、拡張性、信頼性が高まったエネルギーグリッド、維持がしやすくなり、今後のニーズにも対応できるソリューションの恩恵を受けることになる」と同氏は語っている。
(詳細は、www.itron.com)