Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

September 3, 2010, パリ--アルカテル-ルーセント(Alcatel-Lucent)は、南アフリカの通信事業者、eFive Telecomsがアルカテル-ルーセントを選定し、アフリカ西岸と南米をリンクする新たな海底ケーブルを建設すると発表した。
　システムは2つの幹線で構成され、1つは南アフリカとアンゴラ、ナイジェリアを接続し、第2の幹線はアンゴラとブラジルを接続する。このエンド・ツー・エンドプロジェクトはアフリカの接続性を高め、卸売りの容量を増やし、南米へのケーブルルートを多様化することでサービスとトラフィックプロテクションも強化する。
　eFiveテレコムズのマネージングディレクタ、Lawrence Mulaudzi氏は、アフリカのような成長率が高い地域には新規のプロジェクト開発が必要と考えており、今回の海底ネットワークについて「経済的、運用的に重要な意味を持つ」と捉えている。
　アフリカのインターネットとモバイルの成長にともない、サービスプロバイダは接続オプションを増やして信頼性を高めたいと考えている。また、帯域需要も増えている。
　アルカテル-ルーセントは、システムデザイン、製造、インストール、運用開始まで含めてプロジェクト全体を担当する。システムは、Atlantic Private Maintenance Agreement(APMA)を通じてアルカテル-ルーセントがメンテナンスを行う。APMAは、現在アフリカ西岸からカリビア、グリーンランドまでの重要海底ケーブルインフラ10万kmをカバーしている。