Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

August 26, 2010, Chatsworth--MRV(MRV Communications, Inc)は、シリアルデータインタフェース(SDI)およびHD-SDIビデオ・オーバ・ファイバネットワーク伝送に用いるデジタルビデオSFPインタフェースが米国特許(No.7688231)を取得したと発表した。
　MRVは、EG-34ベースの援エンコーディングアルゴリズムを業界標準のSFPインタフェースに用いており、これにより標準の市販されている伝送装置を用いてデジタルビデオSDI、HD-SDIをファイバ伝送することができる。従来、このタイプのビデオデータは主に銅線の同軸ケーブルで伝送していたため、伝送距離は数百ヤードに制限されていた。長距離伝送には、専用の伝送装置とファイバケーブルで構成される専用ネットワークの構築が必要だった。これはSDIやHD-SDIビデオのデータスクランブリングアルゴリズムが標準の光システムと互換性がないことが理由。MRVのデジタルビデオSFPを用いると、標準の光伝送装置を用いて光ファイバでデータを伝送することができ、コストの削減、ネットワークの柔軟性向上に貢献する。
　MRVのデジタルビデオSFPは、SDI(270Mbps)標準、PAL/SECAM(1.485Gbps)、NTSC(1.4835Gbps)標準HD-SDIで使用できる。これに加えてMRVは、DVB-ASI(270Mbps)用同軸SFPsも提供している。
　同社CEO、Dilip Singh氏によると、光ブロードバンドビデオ伝送市場は、2014年に4億4000万ドル規模に達する。