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MPB、ヨーロッパ南天文台とライセンス供与契約

August 18, 2010, Montreal--MPBC(MPB Communications Inc)は、ナローバンド増幅用にヨーロッパ南天文台(ESO)が開発し、技術移転するESOファイバラマン増幅器技術のライセンス供与契約をESOと締結した。
 ESOのナローバンドラマン増幅技術は、MPBCが提供する2つの新製品のベースになっている。
 ナローバンドラマン増幅器は入力信号を、スペクトラムを広げることなく数MHzの線幅で増幅することができる。ナローバンド可視増幅器は、狭線幅の偏向入力信号を、スペクトラムを広げることなく増幅し、増幅信号を可視光に変換することができる。現在提供できるのは、514nm〜592nmまでの波長で、出力は数W。特注波長にも対応している。
 ESOのナローバンドラマン増幅技術は、MPBCの中核技術、ラマンファイバレーザと相性がよい。MPBCは、ラマンファイバレーザを通信業界向けに10年以上にわたり供給し続けている。新たにESOのナローバンド増幅器技術を取り入れることで、新規市場が開けることになる。
 MPBCは、Toptica Photonics AGと共同で、ESOから520万ユーロの資金を獲得し、4個の589nm、CWハイパワー(25W)レーザガイドスターを開発し、2013年9月にチリのパラナルにある、ESOのVLT望遠鏡に導入する予定になっている。トプティカの1178nmナローバンドレーザダイオードの出力を増幅するためにMPBCは、この新しいナローバンド偏向維持ラマンファイバ増幅器を用いる。出力光はトプティカの周波数ダブラで589nmに変換される。

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