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フィリピンのブロードバンド市場規模は今後5年で2倍

August 16, 2010, ケンブリッジ--ピラミッドリサーチ(Pyramid Research)の調査によると、ブロードハンドサービスが普及していないフィリピンでは、固定有線、固定無線、モバイルが同じ1つのビジネスチャンスを狙って激しく競争しているため、今後5年でブロードバンド市場規模は2倍に拡大する。
 調査レポート「フィリピン:2015年までの高成長を牽引する新ブロードバンドサービス」は、フィリピンの通信市場を詳細に分析しており、固定およびモバイルの両分野の分析、技術およびサービスの市場シェア、新技術の導入と普及をモニタしている。
 フィリピンの通信サービス市場は、2010年で30億ドルと見込まれているが、これが2010-2015年の間、CAGR 7.9%で成長し、フィリピンはAPAC地域で最速成長市場の1つになる。この成長の主因はブロードバンドであり、固定ブロードバンドサービスの売上げは予測期間で、CAGR 15.7%、モバイルデータサービスの売上げはCAGR 10.7%で成長する。「音声とSMSの価格下落が固定とモバイルサービス売上げに大きな圧力となっており、モバイルや固定のオペレータは新たな収益源としてのブロードバンドに注力している」とピラミッドのシニアアナリスト、Tae-hyung Kim氏は分析している。「ケーブルや、WiMAXを含む固定無線プラットフォームが増え続けているので、ブロードバンド市場は2010年の6億6900万ドルから、2015年には2倍以上、14億ドルになる」と同氏は予測している。
 「2010年末までに約300万ユーザがモバイルブロードバンドを利用するようになる。これは加入者全体の3%に相当する。この数字は、2015年末までに9%、1000万ユーザに拡大する」と同氏は見ている。SMSに後押しされたモバイルデータは、フィリピンでは引き続き最も重要な収益源で、2015年で年間の総売上の37%、39億ドルとなる。
 フィリピンの固定市場は長年、低サービスだったが、最大の成長機会はブロードバンドインターネットサービスにある。これを提供するのはDSLと固定ワイヤレス技術のオペレータ。キム氏は、ブロードバンド普及率を2010年の人口の2.5%から、2015年末には4.9%になると予測している。

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