Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

August 12, 2010, 東京--NTTコミュニケーションズ(NTT Com)と北欧エリアにおいてマネージドセキュリティサービス(Managed Security Service:MSS)およびセキュリティコンサルティングを提供しているSecode AB社は、Secode社の株式取得について株主と基本合意に達し、NTTComの完全子会社、在ドイツのNTT Communications Deutschland GmbHを通じて株式譲渡契約を締結した。
　Secode社は、スウェーデン、ノルウェーのセキュリティオペレーションセンタ(SOC)をはじめ、北欧を中心に5ケ国に拠点を有し、金融機関や官公庁などのお客さまへMSSを提供している。
　今回の株式取得により、NTT Comグループは2009年10月に資本提携を行ったIntegralis社(インテグラリス社)の有するドイツ、アメリカ、シンガポールのセキュリティオペレーションセンターおよび日本のNTTCom SOCに加えて、Secode社の北欧にあるSOCの連携を進めると共に、北欧エリアのサービスカバレッジを強化する。Secode社は、NTTComの有するグローバルな顧客基盤を活用することで、大規模且つ多様な業種のお客さまへサービス展開を実現する。
　近年、グローバルで活躍する企業にとって、セキュリティ対策は主要な経営課題の一つとなっている。一方で、日々進化するセキュリティ脅威に対応するために、専門性の高いエンジニアの育成や、常時監視を実施する必要があり、セキュリティ関連業務を専門家にアウトソースしたいというニーズも高まっている。
　NTT Comは、グローバルに展開する顧客からの幅広いセキュリティサービスへの要望に応える体制をさらに強化し、Secode社の強みである高度なMSSやセキュリティコンサルティングなどを活用したサービス機能強化やサービスポートフォリオの拡大を行う。また、NTT Comのネットワークサービスなどと組み合わせた高品質なマネージドセキュリティサービスをワンストップで提供していく。